浪 漫 書 簡

昼寝とロックンロール

ラッパーのヒップホップ話が面白すぎた話

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(ズワイガニの寿司、美味かったけど、地元福井の方が断然美味い)

最近の趣味は、ヒップホップを聴きまること。

別におれの趣味に誰も興味ないと思うが、とにかく聴きまくってる。

 

そんで最近

インターン先で偶然にも席がラッパーやってた人隣になった。今もやってるのかな?そこらへんはわからん。

 

その人は音楽が大好きすぎる人で、音楽を聴いてる時がまじで生きがい!みたいな雰囲気を醸し出し、生きてる意味は音楽を聴くことにあるね!くらいの勢いで音楽が好きな人。(全部推測だけど、ハズレてもないと思ってる。)実際に、将来は自分のレーベルを立ち上げるらしい。

 

そんな人にヒップホップの話を聞かない理由は、どこを探してもなかったので、ここ4日間くらいは聞き続けてる。してくれる話は、どれも面白いんだけど、今日の話は体温が上がるような、へえー!ってなる話だったから紹介する。

 

 

言語レベルで日本は弱い

「ヒップホップの起源は、アメリカ」ってことは、誰もが知ってる話。

街に若者が集まり、お互いを巧みにディスりあって、DJがその辺の街灯から電気を引っ張ってきてリズムをとる。これがヒップホップの起源。

こういうのって、近所の人にとってはただのうるさい迷惑行為だったと思うし、実際に苦情もあったと思う。でも、警察はそれを黙認していたらしく、今に至るわけだ。

それで、80年代か90年代か忘れたけど、日本にもヒップホップが伝わった。

今のヒップホップを聴くと、僕にとってはアメリカよりもダサい・・・と感じる時が多い。主観的な話でアレだが、アメリカはどこか「渋さ」が漂っていて、僕が描くヒップホップ像と完全一に致する。だから、アメリカの方が好きだ。

でも、もう少しだけ、なんで一致しないのか?ってことを知りたくなって、先輩に「なんで違うんですかね?」と聞いてみたら、

 

「日本は、言語レベルでヒップホップに合ってないんだよね。」

 

とのこと・・・。

 

日本語のリズムとか語感が、そもそもヒップホップと噛み合っていない。だから、一致しないんじゃないのか?と教えてもらった。これには「なるほど〜」と納得した。(ちなみに、スペイン語はヒップホップにマッチするらしいです・・・ちなみに。)

 

ビハインドを埋めるための「メロディー」

聴いてみるとわかるが、日本とアメリカのヒップホップのテイストは異なる。

アメリカは、「どんどん・・・」みたいな低音ベースが響くけど、日本はこれと全然違うことが多い。日本はアメリカにない、独特のメロディーを一曲の中にうまく取り入れている。

で、なんで取り入れてるかっていうと、上で言った「言語の壁をぶち破るため」に、あの日本らしい独特のメロディーを取り入れてるそう。メロディーを組み合わせて言語の壁を乗り越えようとしてきたのが、日本ヒップホップ史のひとつ。

 

今まで知らなかった歴史を知れて、とてもテンションが上がった夕方5時だった。

 

(生粋の初心者が選ぶ)いま聴いてほしい名曲入門

NY State Of Mind|Nas
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Wet Dreamz|J.Cole

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i|Kendrick Lamar

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it's a party|Busta Rhymes
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g-stro|Busta Rhymes

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