浪 漫 書 簡

昼寝とロックンロール

バイトをしたことがない

僕は今まで一度もバイトをしたことがない。

 

いや、厳密に言うと、してた。

というのは、大学1年の時に友達に紹介されたバイトを4回くらいしたことがある。でも、それは僕の中では全く「バイトをした」っていう感覚はないことだったので、してない事としている。インターンもしていたけど、バイトだとは全く思ってない。生意気かもしれないが「仕事」として始めたし、取り組んでた。

 

これまでバイトというバイトをがっつりしたことがない僕は、周りの友達が「次のバイトをどうするか?」って話で盛り上がってるのを見て、いつも不思議に思う。本当に心の底から不思議に思う。

 

当然、馬鹿にするつもりなんて一切ない。もし、これを読んでる大学生がいたら怒らないでほしい。バイトをすることは全然いい。ただ、なんで自分は大学生のメイン活動であるバイトに対して、こんなに無関心なのかなあって思った。

 

無関心な理由は3つ。

 

お金にそこまで困ってない

いや、金持ちじゃないです。奨学金を借りないと上京できなかったのは間違いないことだから。ただ、物欲が人並み以下なのはあると思う。買いたいモノがそんなにない。おしゃれって言われるのは嬉しいし、それなりに服装は意識してるけど喉から手が出るほどではない。お金を使いたいって思うのはご飯を食べる時くらいで、それも友達とたまーに行く時だけだから、そんなにお金が必要じゃない。

 

彼女がいない

最近、僕は彼女にフラれまして。付き合ってた頃はインターンでわずかながら給料をもらっていたので、そんなに困らなかった。ただ、インターンのお金がなかったら彼女と遊ぶお金はなかった。彼女がいない今は、やっぱりお金が必要じゃない。

 

 

自分のペースで生きたい

3つの中で、多分これが1番大っきな理由だと思う。

「働き始めたら本当に時間がないよ。マジでないよ。」って、いまぼくが大尊敬中の先輩が言ってた。それを聞いて、率直に「嫌だなあ」って思った。

人に会ってしゃべるのは大好きで、自分から友達を飲みに誘うことはしょっちゅうある。でも、それと同じくらい部屋にこもってダウンタウンのトークを見たり、「松紳」という島田紳助と松本人志のトーク番組を見たりするのも、とてつもなく好き。読書も、どちらかというと嫌いじゃない。

そういう時間は、死ぬまでにできるだけ多く過ごしたい。

楽をしたいとかそういう話じゃない。いや、そうなのかな。

でも、普通に考えて、この世にある僕が好きな「お笑い」や「音楽」のほとんどを見たり聴いたりするためには、絶対そういう時間は必要になってくる。仕事とか友達と会ってばかりだったら、これらを1人で思う存分楽しめる時間は100パー足りない。

 

仕事なんてしてる暇はないのかもしれない。

でも、仕事はしないと生きていけないから、それは違う。

 

もちろん就職しても自分のペースでいきたいけど、それは働き始めてから考えよう。

 

せめて時間がたくさんある大学生のうちに、できるだけ自分のペースで過ごしたい。