浪 漫 書 簡

昼寝とロックンロール

どうせなら「良いミーハー」になりたい

前に、「感動の対象がなにかを見極めることって大事じゃないですか?」みたいなエントリを書いたのですが、最近、またそう思う機会がほんとに多い。これは、いわゆる「ミーハー」によく見られることで、ミーハーであることを自覚している自分は本当に気を付けないといけない話だと思ってます。

「感動の対象を見極める」とは、ある出来事を前にしたとき「自分が本当に興奮しているものは何かを見極める」ということです。たとえば、おしゃれなカフェでコーヒーを飲むと「うわああ、めちゃくちゃコーヒー美味しかった…」と感じます。でも、それはコーヒー「そのもの」に感動しているのではなく、オシャレなお店の空間で美味しいコーヒーを飲んでる「自分」に感動している(酔っている)部分が少なからずあると思うんですね。
で、「感動したもの」として大事にするべきなのは酔いしれている「自分」なのだと思います。「良いミーハー」と「悪いミーハー」の分岐点は、ここを見誤るか否かにあると思ってて、感動したものがコーヒーだと勘違いしてしまい、至極単純な例をあげると「自分はコーヒーが好きだ。だから、コーヒーを軸とした仕事をしたい!」みたいな流れになっちゃうこともあると思うんですよね。
何か自分の思い出に残る出来事があったとき、一旦立ち止まって「一体自分は何に惹かれてるのか」をちゃんと見極めることは、自分にとってものすごく大事なことで、そうすれば自分が描いた通りの将来を生きることができるはずだと信じてます。
もちろん、「ミーハー」自体はとても良いものだと思います。周りの目を気にせず、自分が「楽しい」と思うことに素直に飛び込めるのって、やっぱり最高じゃないですか。ただ、そのひたすら楽しんだ後にひと呼吸おいてちょっと考えてみる。それが大事だと思う、ということです。

ちょっとまとまりが無くなってしまいましたが、今日はそんな感じです。