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浪 漫 書 簡

昼寝とロックンロール

90年代生まれの「幸せのハードル」

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先週、仲が良い女の子と恵比寿で飲んだとき、「好きなことってなんなの?」って聞いてみたら「人と喋ること!!!」と、なんかめちゃくちゃ嬉しそうに答えてくれました。
「じゃあどんな仕事してみたいの?」と聞くと、「普通にパン屋さんとか花屋さんとかやってみたいかなあ〜」と。これって80年代生まれの人にはなかった感覚で、90年代に生まれた人が言うこと多いよなあと思ったんですね。別に、それを聞いた瞬間にそう感じたのではなく、あとで考えてみたら「あ、そうだなあ」と納得できたことなんですけどね。

80年代に生まれた人たちの(80年以前に生まれた人も含みます)将来の夢って、「金持ちになる」とか「真っ赤のスポーツカーを乗り回す」みたいな夢が多かったと思います。詳しい話は分かりませんが、当時は景気も良くてお金もたくさんあり、人々が欲しがるモノはだいたい高価なものばかり。

でも、90年以降に生まれた人たちは、いわば「ふつうの暮らし」に憧れてる人が多い気がします。上で述べた女の子もそうですし、同い年の友達は「海の近くに家を建てて、子供を3人くらい産んで、ふつうに暮らしたい」と本気で言ってました。ちなみに僕は「最初はガーッと働き、あとは世界中のビールを飲み歩き、美味しかったビールを、自分のお店を開いてお客さんに飲んでもらう」みたいな感じです。3人に共通しているのが、「モノ」が人生の目的になってないこと。自分も含めた3人が、80年代生まれの人たちとの「それ」とは違うんです。

これってどういうことかというと、80年代の「それ」は本質的な幸せじゃないと気付いてる証拠なんだろうなあと。ただ、初めから「本質的な幸せはこれだ!!」とは一切思ってなくて、ふつうに20年間生きてきたらそんな価値観が知らぬ間に身に付いていた。しかも、僕1人だけじゃなくて周りの同級生たちも同じような感覚を持っていたことが、面白いなあと感じました。
なんでこういう感覚になったのかを考えると、「活気のない世の中に絶望した」という人も、中にはいるかもしれませんが、一方で「本気でそういう生活を渇望してる」というのも嘘じゃない。少なくとも僕は本気で渇望してますね。

80年代と90年代とでは、こんな違いがあって面白いなあと。そんな感じです。