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浪 漫 書 簡

昼寝とロックンロール

マツコに精一杯の拍手と感謝

さてシャワー浴びるか〜と思って起き上がろうとした夜12時半くらいに「月曜から夜ふかし」をたまたま見て、マツコに感謝したくなった。いや、ほんと凄え感謝したい。拍手を送りたい。

なににそんな感動したかっていうと、「幸せ」の話をしてて「お金をもらったけど全然幸せにじゃないわよ、私」と言ってたのよ。

そんで、「私も幸せにならなくていいから、みんなもこれ以上幸せにならないでほしいのよ」って言い放った…。言い放った…。

これにね、感動したわけ。

言葉だけ見たら、「こりゃ批判殺到??」って思うかもしれないけど、それを現場で聞いてたお客さんたちは、みんな心底共感して頷いてた。

「みんなもこれ以上幸せにならないでほしいのよ」って言葉は、重々しい嫉妬と、底が見えないくらいの優しさに塗れたモノで、痛々しいほどに人間らしい。

普通は忌み嫌われるような言葉に、観客のほとんどが頷いてたってことは、みんなやっぱり心の奥底では周囲の「幸せ」そのものに嫉妬してるんだろうなぁ。俺も最近はマシになってきたけど、そういう時もある。

でも、その嫉妬を人に言うことはできないのよね。嫌われるから。「私のために幸せにならないで」なんて言ったら省かれるに決まってる。

それでもマツコは、その葛藤をあんなに優しい表現に落とし込んで言葉にしてくれたわけっすよね。俺は、そんなことをテレビで言ったマツコの優しさ、そしてそれをカットしなかった制作側に感動し、拍手をしたくなったってわけ。

「同性が好き」という比較的マイノリティな性格を持ちながらゲイ雑誌の編集部に就職するも辞職し、一時期は引き篭もったことのあるマツコ。

編集者として働いてたころに培われた表現力と、引き篭もり時代に養われた底抜けの優しさが結実して、いまこうやって人気が出ているのかなぁ、なんてことも思ったり。マツコの言葉にはいつも優しさがあって、人には言えないことを適切な表現で代弁してくれるからみんな好きなんだろうなぁ。

あんまり、人の人生を分かったような顔をして語りたくはないんだけどね。すいません。