期待、裏切り、愛
京都旅行から帰ってきて、風邪が悪化した。
まあ、楽しかったからオールOK。
京都の友達とは、「東京と京都」って距離でもLINEするほど仲がいい。そんで、そのやり取りの中で「この本いいよー!」とか「ここ知ってる?行ったほうがいい絶対」みたいに、俺が良いと思ったものを欠かさずおすすめするのよ。
それで、今回の旅行で「読んだ?行った?」と聞いてみると、笑えるくらい試してもらえてないことがわかった。
「期待するからいけないんだ」「誰もおまえの要望のために動いてねぇんだよ」
こういう声があるのは分かってて理解もしてるし、その前提に立った上で勧めてる、つもり。
でも、やっぱり「おまえらにもこの感動を味わってほしい」っていうこの気持ちは「愛」以外の何物でもないわけで。その気持ちをね、分かってくれる人間だったら「試す」くらいのことはするんじゃねえのかなって。
伝え方が悪いのかな。根気が足りねぇのか。それとも、根本的な理解ができてないのか。
「おまえのことを思って」みたいな行為は、ほとんどが思い込みで痛みを伴うことが多いんだけど、もし自分が勧められた側だったら必ず試すし、今までもそうしてきた。
それゆえに「なんで?」って、怒りにも近い疑問が強くなっちゃったかな。
とまあ、こんな感じだけど、これからも俺はどんどん人に「良い」と思ったものは勧めていく。
「期待」って勝手なものだと思うし、時には迷惑になっちゃうときもある。「期待するやつは未熟だよ(笑)」なんて立派な人もいるだろう。同時に、期待をする自分が未熟だと思いながらこの文章を書いてる。それでもやっぱり、たとえ傲慢と言われようと「愛」のある期待は良いものだと俺は思うから。だから、勧める。
なんか最近、「愛!愛!」言い過ぎだな。
難しいな、期待って。
いや、俺が難しく考えてるだけか。
そんなかんじです。