松浦弥太郎さんに物申す
「コミュニケーションの基本は、相手をハッピーにすることです」と、松浦弥太郎さんが言ってた。これを聞いた2ヶ月前の俺はめちゃくちゃ感動したんだけど、最近はそうじゃないだろと思う。ちょっと前の俺だったら「あの松浦弥太郎に異議を唱えるなんて。んなアホなw」と片付けてたけど、今はそれどころじゃない。
最近は、「相手をハッピーにすること」を基本に据えると、どうしても自分を殺しかねないないんじゃないかなって思うんすよ。
「相手をハッピーにすること」を否定するつもりはない。ないけど、それだけを考えていたらどうしても自分を表現しにくくなって、いずれ我慢ができなくなる。だって、コミュニケーションの本来の役割って自分の欲をより効率良く達成することじゃないですか。
例えば、古代の人たちは「食欲」って欲望を満たすために狩りをしてた。んで、それをより効率よく達成するためには仲間が必要で、そこでさらに言葉を交わしてコミュニケーションをとらないといけなかった。
コミュニケーションの本来の役割は、我欲を効率よく達成すること。
元の話に戻すと「相手をハッピーにすること」ってのは、軸を「相手」に置いてるから、本来は軸が「自分」にあるはずのコミュニケーションの役割と相反する時がいずれやってくる。だから、俺みたいに我慢ができなくなってくる。ということは、コミュニケーションの基本は「自分をよりハッピーにすること」って認識しておかないといけないと思うのよ。
でも、現実はいわゆる「自分語り」を”しない”ほうが円滑に進むことが多い。相手にできるだけ多くの質問をして喋らせることによって気持ちよくなってもらう。それが「コミュニケーションの基本」として謳われることが多い。
でも、俺はそれと反対のスタンスを取るべきだと思うわけ。まずは、喋ってて自分がハッピーになることを話していく。自分が好きなことを喋って、それを心地いいと感じる人が集まってくることをコミュニケーションの理想としたい。
作家の桐谷ヨウさんがブログで書いてたことが俺の言いたいことと似ていたので引用しておく。「ブログ論」ではあるんだけど、コミュニケーションにも通ずるところが少しはある気がした。これで締めようと思う。(桐谷さんはみんなが抱えるモヤモヤをいつもスパッと言葉にしてくれて、本当にかっけええと思う人)
さて、開設した時の動機が消滅してしまった当ブログだけど、最近考えているのは「俺の考え方」を好きに書いていこうということである。それが心地いい人を集めたいという思いになる。
引用元:
書籍を出すまで俺が考えていたこと、役割を終えたブログの今後について。 - My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only
コミュニケーションに関して答えはないんだけど、整理しておくのは俺にとってすげえ大事なことだったから書いた。
そんな感じです。