「いま1番面白いメディアは、SILLY」に異論なし
「SILLY」というメディアがある。
サイバーエージェントが運営しているもので、扱っている内容としては、音楽・カルチャー・グラビア・ファッションなど、パッと見た感じは男性が読みたくなるような記事が並んでいる。
ローンチ当初、俺の反応は「こんなメディアできたんだなあ」程度のもので、軽く流していた。しかし、最近Twitterで「いま1番面白いメディアはSILLYだ。間違いない。」と、めちゃプッシュしてる人がいたから久しぶりにウェブサイトに飛んでみた。
読み始めたのが昼14時くらいで、ちょっと疲れたなと思い時計を見たら17時。それくらい、夢中で読んでいたわけ。
確かにおもしろい。間違いなく、おもしろい。
これの導入のところは、グッときた。ウェブの記事で「グッとくる」感覚を最後に抱いたのって、いつだっけか。
『伝説のサーファー』みたいな「こんな人、どこでどうやって見つけてきたんだ…」という記事もあれば、有りがちだけど、ディープで読み応え抜群な「2016フジロックレポート」まで、ラインナップは好奇心を刺激されるものばかり。それぞれのライターの筆力は言うまでもなく強力なんだけど、媒体のフリーダムな雰囲気が他のメディアにはない感じであり、それにより良い塩梅でやんちゃさが出ていて、読み手との距離感がすんげえバランスよくとれてる。ざっくりいうと、そんな感想を持った。
サーファーの記事に至っては、ウェブであんなにクソ長い記事を読めた自分に驚いたくらいよ。それくらい引き込まれたな。
すべての記事に対して持った感想は、当然テキストの強さはあるんだけど、次に目を惹いたのが「写真」。最近のウェブメディアに載ってる写真って、加工やら何やらを積み重ねてめちゃくちゃ綺麗に編集してるものが多い。もちろん、媒体の性質やブランドに合わせてその辺を調整することは大切なんだろう。ただ、SILLYには過剰に編集を施した、写真だけが浮いてしまっている部分がひとつもないわけです。それでも、すんごくカッコいい。3時間も夢中になってズンズン読めたのは、テキストのテンションと写真の雰囲気が離れ離れになっておらずストレスを感じなかったから、かもしれないな。
ストリートが好きな人、音楽が好きな人はとりあえず読まないと死ぬことになるだろうし、メディアで記事を作ってる人たちも当然見ておかないと、これまた死ぬよね。そんなことまで感じた最高のメディア・SILLY。有名だけど、それについて持った感想をメモしておいた次第です。
きょうはそんな感じ。