浪 漫 書 簡

昼寝とロックンロール

フィーリングでオールライト

夏休みが始まって、すんげえ自由な時間を過ごしてる。ごく普通に友達と朝までダラダラ飲んだり、福井に帰省したときの予定を友達と立てまくったり、暇なときは青山ブックセンターに行って目に留まった本を立ち読みしたり、さらに言うと家のベッドで好きな音楽を浴びるほど聴いたり。

だいたいそんな感じだけど、メインは読書と音楽。

これを書きながら聴いてるのはスティーヴィー・ワンダーの「Talking Book」。1972年の彼が絶頂期だったころのアルバム。マーヴィン・ゲイに感動してたら同じレーベルだったと知って、3時間くらいマーヴィンとスティーヴィーをずっと流してる。彼らの歴史はすんごい面白い。スティーヴィーの曲は、素直にかっこいいと思えるものばかり。

Talking Book

Talking Book

  • スティーヴィー・ワンダー
  • R&B/ソウル
  • ¥900

俺が好きなのは、ロックでもポップでもなく「ソウル」なんだなと分かった。好きな音楽の輪郭がはっきりしてきてめちゃ嬉しい。

とまあ、音楽の好みは見えてきたんだけど、他のことではどんどん曇ってきてる。「他のこと」っていうのは「これからのこと」みたいなちょっとホットな話。

本を読むにしても、「これだな!」と読みたくなる本がない。それはもう、自分の中に疑問や鬱憤がないからってのは分かってる。「読みたい本がない時」は、往々にして自分が止まってるとき。こういうことは何度も経験してきたから「またかよ、おい」と、ちょっと自分を面白がれさえしちゃう。

で、ここまでは今までと同じ。この半年間は、こっから先へさらに深く潜ってきた。「まだ答えを出さないといけないことはあるよなー」と思い直して、色んなことを考えてきたのがこの半年間だったわけ。

でも今回は、もうだいたい答えが見えてきた気がしてて。言ってしまえば、自分の「軸」みたいなものがやっと自分の真ん中に通った感覚。中学校から続いてきたモヤモヤがやっと無くなってきた。当然あらゆるところに欠陥はあるんだけど、しっかりとした根が生え揃ってきたから、あとは毎日水をやればいいやんってね。

これからは少しずつ矢印を外に向けていって、パァーッと行きたい。

これだけ細かいことを考えて、時にはくよくよしてきたんだから、これから先は細かいことを気にし過ぎず文字通り「フィーリング」でいく。

 

結局、フィーリングが最強なんだろうね。

がっちがちに論理を固めすぎて身動きが取れなくなるのは時間がもったいない。

フィーリングが1番身体に良さそうだし、楽しそうだし、上手くいくことも多いんじゃないかなと、割と本気で思う。時と場合によるのは分かってるけどさ、皮膚感覚で「嫌だ」と思ったらやらなくていいし、ちょっとでもポジティブな動機が湧いたらふらっとその気持ちに乗っかればいい。それで全部オッケーにしちゃえばいい。

しちゃおう。

つまり、フィーリングでオールライトよ。

(ちょっと恥ずかしいな、これ)

そんな感じです。