浪 漫 書 簡

昼寝とロックンロール

話が長い人

「話が長い人」はたくさんいる。 

話してる最中に、相手の顔をふと見てみると明らかに集中力がなくなってると分かり、それを見て焦る。そこから慌ててさらに話を分かりづらくしてしまう。

話が長くなる原因は、「前置きが無駄に長い」「1つの状況に対する説明が細かすぎる」「伝えたいことが頭の中で整理できていない」の、3つがあると思う。

そんな3拍子を完璧に備えてる人間が、他でもない俺だ。

この悩みは昔からあり、しばしば親や友達から「結局なにを言いたかったの?」と言われてきた。正直、その都度しゃべることに対して自信をなくしてきて、今ではなにかのトピックを話すときに緊張するようになってしまった。

「頭が悪い」と言われればその通りだし、なんならそれだけで話は終われる。だけど、どうしても聞いてほしい話を伝えられない辛さを、この先ずっと味わうのかと考えるとゾッとするので、簡単には片付けられない。

考えてみた結果、まずは2つの方法を試してみようと思う。

1つ目は、結論から述べて、言葉を短く切っていく。よく知られているように、英語の文章が分かりやすいのは結論から述べているから。話の初めに結論を持ってきて、あとに説明を足していく。松本人志や島田紳助みたいなプロを見てると、どうしてもあのオチの作り方に憧れてしまい綺麗な「起承転結」を作りたくなる。でも、まずは、いきなりプロのそれができるはずがないと認めて「結」を最初に持ってくる。ものすごくシンプルだけど、少しは改善されるんじゃないかなーと期待してる。

2つ目は、自分の記憶を辿りながら話すこと。頭の中で立体的に話を組み立てようとすると、「組み立てること」そのものに気を取られて、言葉に詰まったり、話の途中で修正を入れたりすることが多くなる。そうじゃなくて、言いたいことを記憶をなぞりながら出来事が起きた順番に話す。

これは島田紳助が「上手いしゃべりのアドバイス」として実際に言ってたのをYouTubeでたまたま見た。たしかに俺自身も、数少ない綺麗な話しができた実体験をふり返ると、このアドバイスに納得できることが多い。

どっちもシンプルで簡単だと思うけど、まずは意識高く1週間やってみようと思う。