浪 漫 書 簡

昼寝とロックンロール

コンビニ飯の人を見ると、ヒカリエが浮かぶ

 いま、コンビニのバイトでずっとレジをしてる。覚えることが多くて四苦八苦しながら3週間くらい経ち、ようやく慣れてきた。コンビニなので、たくさんの色々なお客さんが来る。太陽みたいに寛容な人、愛想の悪い人、にこっと笑ってくれる人、短気な人。レジって、それぞれの人柄が見えるカオスな場所だなとつくづく思います。そんな中でひとつ強く思うことが「働くようになったら、コンビニでご飯を済ませるのは避けたい」ってこと。「人の勝手じゃねえか」うん、そうです。そんなこと勝手だし、人がしてるのを見て別になにか言いはしない。レジをしてると常連の会社員もたくさんいて、その人たちを見るたびに、単純に「飽きないの?」と思うし、「ふつうに稼げてるはずなのに、コンビニ弁当?」ってプライドを疑っちゃう時すらある。事情はもちろんあると思う。遅くまで仕事してたとか。ただ、コンビニ常連の会社員の人たちの印象は、一言でいうと、元気がない…。疲れてる顔しか見たことがなくて、ヒカリエから出てくる人たちのそれとは全く違う。

たぶん、ヒカリエから出てくる人たちって、夜ご飯は渋谷の、知る人ぞ知るいい感じのお店で仕事の話をして、ちょっとお酒を嗜みながらそれぞれ家に帰っていく。そんな感じだと勝手に思ってます。

この違いを「ご飯」の観点からまとめちゃうのはためらいますけど、僕は将来、渋谷で生き生きと仲間と飯を食えるように頑張るゾッと思ってます。なかなか、このモヤモヤした気持ちを言葉に出来なくて悔しいですが、いまはそんな気持ち。