浪 漫 書 簡

昼寝とロックンロール

バイトで「なめてんのか?」と思ってしまった件

いや、今日もちっさいことなんですけど引っ掛かったことがありまして。バイトを最近始めたんですけど、同い年の男子がいるわけです。3人の男がいて、その人たちと喋ってて気になったのは「言葉遣い」。3人のうち2人は「バイトとしては後輩」の僕に対して、敬語なんです。ただ、残り1人は敬語を使わない。やっぱり、1人だけそうなると気にならないものも気になっちゃう性分で。自分もまだまだ小っさい男だなあと落ち込む一方で、なんだか嫌なヤツだなと不愉快にも感じた。

ひとこと言おうと思った

僕が最後に怒ったのは中2の夏くらいだったと思うけど、あまりに見下すような言葉遣いだったから、この際ちょっと袖をまくって一言かましてやろうと思った。ただ、考えてみると「お笑い芸人の世界では芸歴で先輩後輩が決まり、歳は無関係」という話を思い出した。じゃあ自分の場合も一緒じゃんと思ったけど、これは「言葉遣い」の問題。人に対して最低限のリスペクトをしてるか否か。そこに経験値もクソも関係ない。それじゃあ言ってやろうかと気合いを入れ直す。

自分だったらどうするの?

いや、ちょっと待てよと。ここで有名な人が「怒りという感情は、1番最後に使う手段」という名言ツイートをしていたのを思い出した。そう、まだまだ怒るタイミングじゃなかったんだなあと思い直した…。

名言のように「他人はコントロールできない」という大切な前提をしっかりと理解した上で、どうするか。

自分だったらどうするか?を考えるしかない…

尊敬してる美容師・木村直人さんに僕が憧れてるところは、常に「自分」を主語にしてモノを語る一貫したその姿勢。怒る気持ちを抑えながらレジをしてる時にふと木村さんが頭に浮かび、自分だったらどうすんの?と考えられた。こうやって思考できたのは、前の自分じゃありえなかったので素直に嬉しかった……。

自分がバイトとして先輩の立場になったら、後輩に対して敬語を使おうと思った。なぜなら、敬語を使わないだけで感じが悪くなるから。言葉遣いだけで、「イヤな人」という印象を持たれるのはもったいない。自分はそう思うので、後輩やその他あらゆる人に対しても、最低限のリスペクトを込めた言動で接したい。その「最低限」のラインが言葉遣いなんだと思う。

いつも「自分」を主語にするってけっこう大事。

これは今回めちゃくちゃ強く思った。あらゆることを主体的に考えられたら「怒る」という無駄なエネルギーは使わなくて済むし、自分もちょっと器の大きい人間になれる。人間関係において大事なのが「他人はコントロールできない」ということを理解することだと、頭では分かってたけど、今回それをちゃんと現場でできたから良かった。

今日はそんなかんじです。