浪 漫 書 簡

昼寝とロックンロール

本気で世界を良くしようって思ってる人に、人生で初めて会った日の話。

昨日の屈辱的なご飯会で「ああ、すげえ」って感じたこと。

 

それは、

 

先輩たちの目線が高かったこと。

 

これ、けっこう衝撃的だった。

 

いや、言葉としては全然大したことないし、世のなかにはたくさんいるはずだと思うんだけど。

 

目の前で、

 

「そんな成長角度じゃつまらないよねーー(笑)もっと大きいことしたい。」

 

って先輩たちが目を合わせながら言い合ってたのが、超インパクトあった。

 

こんな言葉を耳にするのはTwitterの中でしかなく、リアルで経験したことはなかった。AppleのCEOくらいしか言わないもんだと思ってたし。でも、目の前で言ってるのを見たらびっくりした。いや、「感動した」と言ったほうがいいのか。

 

年上とはいえ、たった5年くらいしか離れてない人たちが言ってたんだから、なんというかもう、うん。

 

もっと視野を広く、目線を上げていかないといけねえのかなあー、と感じた昨日。

 

いろいろ学びがあって、2015年で一気に上位に食い込んできた夜だった。

 

悔しいって気持ちに「気付く」ことって大事じゃないっすかね、な話

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いまのインターン先で自分は最年少。1番若い。

周りは社会人や、大学4年生ばかりで、そんな人たちと最近は毎日本当に楽しく過ごさせてもらってる。

そんでまあ、きょうはご飯に連れて行ってもらった。たらふく焼肉食べて、絶え間なく喋り倒した。おれは聞いてる側だったけど、会話が途切れないくらい、楽しいご飯だった。

いつもだったらそこで解散。
しかし、今回は先輩たち男5人で近くの銭湯へ行くことになった。

まあ、今回書き残しておきたかったのはその銭湯でのこと。

軽い話でポンポンと会話は弾んでいたが、ゆっくりと仕事の話になり、あったかいお湯の効果もあってぼーっとしてきた。そして、色々ダメ出しをされ、気付い時には、もう落ち込んでた。早くお風呂あがりたいって気持ちだった。終電間際の電車に揺られて、いつものようにTwitterの世界に逃げ込みたかった。それくらい悔しかったし、自分の虚しさにショックを受けたのだ。

でも今日は、脱衣所の鏡に映る、等身大の自分を見てズタズタに裂かれたプライドを落としてしまわないように、なんとか持ち堪えた。耐えた。

大抵、今までは自分が追い込まれると「そもそも〜は考える必要なくね?は?なんすか?(笑)」とか「そんなん知らんがな(笑)」みたいな感じで、自分のプライドをなんとか保護するために自分の中にある「悔しい」という気持ちを、心の奥底にしまい込んで見えないようにしてた。

そして、人間とはまじで怖いもんで、自分の気持ちに嘘をついて逃げていると、いつの間にかそれが本心であり、事実であると錯覚してしまうようになる。うん、そう思う。

でも今回のオレは、今までのそんな自分じゃなかったと少しだけ胸を張れる。少なくとも逃げはしなかった。だからこうしてブログに自分の気持ちをひたすら書き綴ってる。

ちょっとだけ前進した自分への「歓喜」と「絶望感」の、ふたつの感情をどこかに吐き出したかった。

悔しい気持ちを忘れるな、ってよく言うけど悔しい気持ちに気付けなくなった時が本当に危ないわあ〜〜とひしひし感じられた、冬の夜。

インターンの先輩たちに感謝したい。

いま文章をふりかえってみると、至る所に欠陥がちらほら見えるけど、今日はもう眠い。修正する気力も当然ない。

オフィスで『ブレイブ・ストーリー』を見ながらの更新。

思い出に残る夜だったなあー。


「浮気はスピード違反と一緒や。」(島田紳助)

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(七里ヶ浜・「bills」で食べたパンケーキ)

 

最近印象に残ってる言葉が多い。

 

「浮気は、スピード違反と一緒や。」

                                                         (島田紳助)

 

 

「ストーリーなだけで満足していたら、試合終了ですよ。」

                                                        (TheStartup・梅木洋平)

 

 

「MVPなんてちっぽけな考え方はやめよう。」

                                                       (ピーター・ティール)

 

 

「笑われていたい。そして過去の自分を笑っていたい。」

                                                      (写真家・安藤きをく)

 

 

「メディアってのは喫煙所にいるおっさんなんですよ(笑)」

                                                      (WIRED編集長・若林恵)

 

「言葉」って、その人がその時におかれてる状況によって名言に聞こえたり、あるいは戯言のように聞こえたりすることだってある。「稀代の名著」と呼ばれる本を、「いまいち」と評価する人がいることと同じようなもの。

 

今の自分には、以上の言葉がフィットするかな。

 

でも、昨日ツイッターをたらーんと眺めていたらリツイートでこんなものが回ってきた

 

 

「ああ、そうそう、そうしたい。」

 

って感じた。

 

これと似たような言葉を、シャオミのCEO・雷軍(レイジュン)がいった言葉。一応載せておく。              

 

 

「風の吹くところに立てば、豚だって飛べる。」

                                                       (シャオミCEO・雷軍)

 

自戒を込めて。

「情報収集が効率化するほど、知ってることは減る」インターネットの記憶はどうしてる⁇

f:id:hirotosaito0122:20151209002415j:plain(鎌倉・報国寺の竹林がすげえ綺麗だった。また行きたい)

 

今日、徳谷柿次郎さんの過去のブログの中で、VICEメディアに関する記事があったので読んだ。その中での一文が「そういえば俺も?」的な内容だったから軽く悩んだ。

 

jet-set.hatenablog.com

 

読んだのはこのブログ。VICEメディアの内容はもちろん勉強になったが、今回引っかかったことは本題から少し逸れた話の中にあった。それはこの引用。

特に「情報収集が効率化するほど、知っていることは減る」は芯を捉えているんじゃないかなーと。自分自身、ニュースアプリを通して得た情報ほど残っていないというか。「知ろうとする姿勢を自分に見せているだけ」な感じがあってモヤモヤしていたりして。その解決策は見出だせていないんですけど、気になったことや心が動いたことに関しては、他人に何度も繰り返して話すことを意識してるぐらい。記憶の定着を強化するぐらいしかやれていません。 

そう、心に引っかかったことは、自分が読んだ記事の内容ってあんまり憶えてないんだなっていうこと。

 

いま現在、ツイッターでは #HyperLinkChallange という企画が大きなムーブメントになってる。

 

そして今回、この企画を傍から見ていた僕は2つ思うことがあったから書いておく。

 

1つ目は単純。

それは、世の中には面白い記事がたくさんあって、自分はもっとコンテンツジャンキーにならんといかんなー勉強しないといかんなーと、ポジティブな焦燥感を抱けたこと。

インターネットには、自分が知らないだけで超良いコンテンツがたくさんあることに気づけたし、今回読めた。これによって良い焦りが生まれたし、実際にいまはいろんな記事を意識して読むようになった。#HyperLinkChallange に感謝・・・!

 

(ちなみに「コンテンツジャンキー」という言葉を意識し始めた理由は、「TheStartup」編集長の梅木さんの発言が印象に残ってるからだ。下の記事。)

thestartup.jp

 

2つ目は、柿次郎さんが言うように今まで読んだコンテンツの中身をあまり覚えていないこと。

 

「情報収集が効率化するほど、知ってることは減る」

 

「知ろうとする姿勢を自分に見せているだけ」

 

という言葉たちは、特に耳が痛くなるものだった。

 

#HyperLinkChallange の企画を見て、俺の中のベスト記事は何かなあーって考えてみたけど、全然思い浮かばなかった。いや、もちろん最近読んだばかりの記事で印象に残ってるものは、ある。air木村直人さんのブログとかは、個人的には印象に残ってて今でもたまに読み返す。

naotokimura.tokyo

 

けど、他にある?って聞かれてもすぐには浮かばない。

いい記事と出会ってないだけじゃない?というツッコミも当然あるけど。でもまあ多分その時その時で共感したり、印象に残ったりした記事は絶対にあるはずで。

いやあ、人ってほんとに忘れちゃうんだなあ、と。さらに今、インターネット上には様々なコンテンツが溢れかえってるから1つ1つの記事の印象が薄まってしまうんだろうなあ、と。

せっかく無料で良いこと聞けるのに、忘れちゃうのはマジもったいないわ!って今日改めて感じた。

ちなみに今やってることは、アウトプットするくらい。ツイートしたり人に話したり。

 

すげえ人たちはどうやって記憶に定着させてるのかなー、と感じた12月の午前1時。

寒い。

 

 

Twitter:サイトウ ヒロト(@lifjh122)

ゆとり世代の、俺へ|インターン日記

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「KPI」への憧れ

 

今日はインターン先のオフィスに行って、すぐに先輩・トビーさんと打ち合わせ。

いつものように、トビーさんは話す前からにやにやしていた。(あのにやにや顔、可愛いっす)
 
そしてトビーさんから伝えられたのが、
 
「納品本数のKPIを任せる!」
 
という内容。
 
トビーさんはたまに聞き取れない声と独特のテンポで話すため、ここでもおれは聞き返した。
 
おれ:「あ、トビーさんと2人で?っすか?」
 
トビーさん:「ん、あ、そーじゃなくて。KPIをしゅん1人に達成してもらうことにした!うっす!」
 
 
4秒くらいの軽い沈黙の後に、状況把握した。
 
いつも終礼でオフィスにある卓球台の上を、ピンポン球のように飛び交っている「KPI」というスタートアップ言語が、初めておれに直接降ってきたから、軽く戸惑っただけだ。
 
 
「 K P I 」
 
スタートアップで働く方なら必ず知ってるこの3文字。インターン最初のミーティングで、この3文字を誰にも気づかれないようにググったのは懐かしい思い出。調べてみるとそこには「Key Performance Indicator」という、もの凄いIT臭がするかっこいい単語が並んでいた。僕のことを知ってる人ならわかるかもしれないが、僕は何でも影響されやすい性格。何か新しいこと・かっこいいことを知ると憧れを抱いたり、真似したりすることが本当によくある。そして今回も当たり前のように「KPI」という言葉に、僕は憧れを抱いた。
憧れを抱くものは、たいてい自分からは遠いところにあるもの。その憧れが、今日は僕に直接降ってきたのだから、動揺してしまったのは無理もない。
 
しかし今回書きたかったことは、決してKPIに憧れを抱いた18歳の話ではない。
 
こんな感じで今日からKPI達成に向けていろいろ動き出すことになった。「KPI達成」と聞くと、特別な手段や魔法を使って達成するんじゃねえか?と、最近までそう考えてた自分。でも、最近仕事に対する基本的な考え方を変えてくれた「気合い」の話を、自分のためにまとめておきたかった。
 

「気合だよ、そんなもん。」

ある日、オフィスで作業していると、ある先輩が話しかけてくれた。その先輩は出身地は埼玉とかおっしゃっているが、俺は宇宙だと思ってる。少なくとも日本じゃないことは確信してる。そんな、W先輩がその頃の俺をどう見たのかわからないが、

 

「なんでも気合いだよ。(細かい技術とかどうせできないし、考えるだけ無駄なんだから、小さいこと考えずに気合いでやれよ!)」

 

と僕に喝を入れてくださった。

()内はW先輩が言いたかったであろうなあ、ということを僕が勝手に推測したもので、W先輩が言ったものではない。

この言葉は最近の俺をいろんな場面で支えてて、久しぶりに腹に落ちたものだった。今はツイッターなどで、スペックが超高い人たちの日常やつぶやきが見え、妙な親近感を抱いてしまいがち。そうなると、彼ら彼女たちが持つ高いスペックはあたかも簡単に手に入ってしまうと錯覚してる自分がいた。

 

しかし、今回の『ごちゃごちゃ考えないで、気合いで突破しろ』っというW先輩の一言が俺の不毛な錯覚を一蹴してくれた。感謝っす。

今回僕が任されたことは、先輩方にとっては小さなことだと思いますが、僕にはやっぱり嬉しいことであり、頑張ろうって思えました。

 

終わりに

久しぶりにこんな長くて、温度高めの文章書いた。

ふりかえって読んでみると、恥ずかしい恥ずかしい。でもまあこんなブログもたまには必要かと。憧れのKPI達成をできるように、明日も頑張るう〜。

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 

「本読まない人は(無条件に)ダメだよ」|#読み終わった本リスト2015

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3ヶ月で30冊は天才。

夏にとある尊敬してる先輩から、

 

「本読まない人は(無条件に)ダメだよ」

 

と言われたから読書するよう心がけた。無条件に、というのは僕が勝手にそう解釈しただけ。実際その人は、大学4年の頃に「一日一冊」を実践してきた人だったからまあまあ説得力もあった。そして、俺も読もーと決めてから3ヶ月くらい読書にはまり、振り返ってみると30冊もの読み終わった本が棚に並んでた。

 

そこで、12月に入ってまあまあ読んだ本が溜まってきたから「#読み終わった本リスト2015」の流れに乗って、簡単にまとめとく。

 

①投資家がお金よりも大切していること

 

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

 

 ひと言:投資家である藤野英人さんの著書。今年は東京で1人暮らしが始まり、自分でお金を使う機会がふえた。だからお金の使い方なんかは自然と興味がわいたから購入。うなずく内容が多く、また読み返したい中の1冊。年齢問わず、万人にオススメ。

 

②諦める力

 

 ひと言:元陸上選手・為末大さんの著書。まあ昔から「うまくいかねえなあ〜これ」と直感的にわかっても、見栄はってやり抜いて失敗する経験が何度かあったから「俺やん」みたいな感じで買った。最後の決め手は、イケハヤさんの推薦。そしてこれはなかなか当たり本だった。「お前の駄目なところはそこじゃあ!!!!」と、為末さんに言われてるような感覚とともに、最後まで読みきった。無駄に見栄はって失敗した経験がある人や、人生きついって人には特にオススメかも。

○イケハヤさんのレビュー

為末大「諦める力 」:もっと早く読んでおきたかった…と思わせる一冊 : まだ東京で消耗してるの?

 

働きマン

 

 ひと言:これはまだ読み終わってないけど、めっちゃ読んで欲しいから取り上げた。4巻までしか読んでないけど、すでに名作の予感がボンボンしてる。これから働く人、あるいは今社会人でめっちゃ頑張ってる人は共感できることが多い漫画だと思う。

これまじ好き。

 

④美しい瞬間を生きる

 

美しい瞬間を生きる (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

美しい瞬間を生きる (U25 SURVIVAL MANUAL SERIES)

 

ひと言:向田麻衣さんの著書・「美しい瞬間を生きる」オーガニックスキンケアブランド・ラリトプール代表の向田さんの自伝。ネパールで頑張る起業家として情熱大陸に取り上げられてた人。向田さんの熱い人柄が伝わってきたというか、読んだ後のあの爽快感はまた味わってみたくなる。2時間くらいで読めるライトな本。

 

終わりに

と、かる〜く振り返ったけど、俺の読了リストに小説は1冊もない。これはどうなんかなーって思うときもあるけど、まあいっかって感じ。

何か小説好きな方でも誰でもいいので、読んでから死ねっていうくらいおもろい小説知ってる人は教えて欲しい。

2016も本読んでこー

 

 

ラーメン・『瞠』(みはる)が最高すぎた

恵比寿で運命を感じた

 

「運命的な出会い」というものを、僕は一度も経験したことがない。

 

上京してから、吉野家の旨辛カレーがお袋の味として定着しつつある自分。

350円という安心感のある価格とオーダーしてから出てくるまでのスピード感が良い。

しかし、学生の味方としてあげられるの、は吉野家松屋だけではない。

 

それは他でもない、ラーメン。

 

田舎からポッと出の僕としては、東京でのラーメン店の数と味は刺激的すぎる。

ちなみに池袋や渋谷が僕がよく食べるスポットであり、毎日欠かさずRettyでラーメン屋を探しまわっている。

 

しかしまあ、同じところを毎回探し回っていると飽きてくるため、たまには大人の街でラーメンを探すことにした。そこで目をつけたのが恵比寿と西麻布。どちらに行くかは相当迷ったが、交通費が少ない場所、恵比寿に行くことに。

いつものようにRettyを使って探していると、激しい色使いと、スパイシーが隅々まで行き届いていそうな、辛みが大好きな人間にはたまらなさそうなラーメンが目に入った。

 

 

これが、僕と『瞠』との運命的な出会い。まさかこんな形で運命を感じるとは。

 

 

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(写真は「瞠」の1番人気『油そば』)

 

一見、多彩な色で盛り付けられた普通の油そばに見える。

しかし一口食べれば、箸と心地よい汗が止まらなくなるのは確実。麺の固さはちょっと硬め、そして麺とその下にある辛めのスープがこれ以上ないレベルで絡み合います。

瞠の油そばを食べれば、ラーメン通を名乗ってもいいでしょう。

 

それくらいの味。

 

基本情報

住所:東京都渋谷区恵比寿1丁目4番地1

アクセス:JR山手線線恵比寿駅からの徒歩3分

営業時間:[全日]11:00〜22:00

定休日:無休

 

【書評】「メディアリテラシー?痒いわ」|久しぶりの更新

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 2ヶ月ぶりくらいの更新です。

気づいたら街にイルミネーションが光る季節に。

夏の始まりと同時に「毎日ブログ更新」の目標をインターネットに掲げた僕。

”無理なんてしなくていいんだよ”という、18年間、僕を支えてくれた名言に忠実に従った結果、こうなりました。これからは好きなときに好きなことを書くスタンスに素直に変更したいと思います。

今回は、読み終わった本の中で印象に残った本があったので、軽く内容と感想を書き留めておきたいと思います。

 

メディアの苦悩――28人の証言 (光文社新書)

メディアの苦悩――28人の証言 (光文社新書)

 

 今回読んだのは「メディアの苦悩――28人の証言 (光文社新書)

著者である長澤秀行さんが著名人28人に、現在のメディアについて様々な角度から質問を投げかけ対話を繰り広げる、というスタイルの本。津田大介さんや、LINE・執行役員の田端さんなど、僕が知ってる人がたくさん出ていました。

 

この本で僕が気になったことは、メディアリテラシーのこと。

 

「なんやお前」と思った方。

「何ぬかしてんねん」と関西弁でツッコみたくなる気持ちは、十分にわかります。

 

今まで僕は「めでぃありてらしー?別にどうでもよくない?社会の質が下がりまっせとかTwitterが言ってたけど、知らんがな。痒いわ」

 

でも今回、重い腰を上げてまでこの書評を書こうと思ったのは本書にひとつの問いがあったからです。それは・・・

 

「個人行動情報の予測がプロパガンダ領域まで踏み込んできたらどうする?」

 

というもの。これに僕は、「そやな。」となったわけです。

文脈としては、いまGoogleはインターネットを介して世界中の人の個人情報を持っています。そしてそれらの情報をもとに、ユーザーが起こしうる行動を予測し、収入源であるターゲティング広告に役立てています。

 

ここでのポイントは「個人情報をもとに、ユーザーの行動を予測し、さらにその行動を促すために適切な情報をさらに与える」こと。

 

で、著者が俺にどかーんと投げてきたことは、

 

「ユーザーの知りたい情報が手に入り、意図する行動をさせることが政治活動に応用する者が現れた時にあなたはどうする?その議論が今のインターネットでされていない。」

 

「知らんがな」

 

知らんがな、Googleさんなんとかしてくれや・・・

と、今まではこんな話題に中指を立てながらかわしてきた自分。

でも、インターネットに関係するお仕事(インターン)をやっている今現在、「え、どんなこと起きるの?え、怖くない?」と、なんとなくこの話題が気になってしまったのです。なんとなく。ええ。なんか、とってもすいません。

そりゃ福井の海辺で長い間、ワハハあははと呑気に生きてきた18歳の若造が、こんな敷居のお高い話題に興味を持つようになったのですから、「何ぬかしてんねん」と言いたくなる気持ちはわかります。

しかし、もしそんなことが実際に起こったらどうなるのか?って想像してみるとちょっと怖くなりました。

 

以上が、この本の中で気になったことです。

 

みなさんは、何か感じましたか。

5ヶ月間のインターンと、1ヶ月間の夏休み。

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2015 夏休み ふりかえり

 

今日で、大学生としては初めての夏休みが終わった。

今までとは180度違う、体験したことのない夏休みになったかなあ、というのが正直な思い。

 

やってきたこと、それぞれに対して思ったことを書いていきたいと思う。

 

インターンの経験

②自分が将来やりたいことを考えた

 

 

簡潔にまとめると、夏休みはこの2つのことを中心に過ごした。

 

ちょっと長め。

 

①初めての「働く」という経験

 

この夏にはいる前、前半は帰省するから遊びまくる・後半はインターンにコミットする

とざっくりと決めていた。

 

そして予定通り、前半は遊びつくし、後半はコミットして働くことができた。

 

福井の海辺でともだちと適当に喋ったり、動画や写真を撮ったり、近所のジェラートを食べたり、海で泳いだり、野球に打ち込んだり、ゲームしたり、ご覧の通りの、のんびりゆっくりな生活をいままで極めてきた。

 

上京してからはっとしたことのひとつに、

 

「おれ、バイトとか1回もしたことねえ・・・」

 

ということが含まれている。つまり「働く経験」を1回もしないまま、のんびり好きなことをして過ごしてきた。日曜日なんかは、1日中ベッドでYouTubeをみて笑い転げ、夕方になると犬の散歩にふらあ~っと出かける日が、本当に何回もあった。

 

いまでも日曜日はめっちゃ好き。

 

そんな俺が東京にきて約1ヶ月後。移動するだけで疲れ果ててた毎日。そんなときにツイッターに「スタートアップで働きませんか?」っていう、誘いのメールが届いた。

まあ、東京の大学を受けた理由が「東京でスタートアップを経験をしたい」ってこともあって、DMのやりとりと、1回の面接で働かせてもらうことになった。

 

あの日から約5ヶ月。とにかく行ける日は全部通って、働かせてもらった。

 

 

6月くらいに、香川県の大きなクライアント付きの仕事を任せてもらって、「香川県民になれんじゃねえのか?」って自分を疑えるくらい、香川の讃岐うどんについて詳しくなった。

讃岐うどんは、大学卒業までにはかならず食べたい。もちろん、本場で。

 

そこからは1ヶ月は、編集のお仕事。

 

そして8月。

最高な夏になるはずだった夏の初めに、CEOから「1日5記事書こう」という、信じられない言葉が発信され、

「1日5記事作成」っていうとんでもないノルマを課せられた。

 

そして、12時間かけて完成させた5記事をCEOに見せにいったら

 

「あはは!(全然だめじゃん・・なにこれ・・・)」

 

というお言葉をもらい、「まじっすか。そうっすか。(こ、こ、この野郎・・・)」って感じになったりした。 そんな苦しい思いをしながらダメと言われた原因を自分なりに考え、なんとか5時間半で作成できるようになった。

 

その結果、記事の質についてCEOに「記事、めっちゃ良くなったね!!!!良いよ!」

 

って言われたときは、「え、まじっすか!!??え、本当っすか?!!」みたいなテンションになった。

 

あの快晴だった昼下がりの光景は、いまでもはっきり覚えてる。

 

そんな感じで、ずっと記事を書かせてもらったこの5ヶ月間。社内で1番記事を書いてるのは俺だ!って、おもわず錯覚してしまうほど記事を書かせてもらった。

 

そのせいもあってか、すこーーーしだが、作成ではない別の仕事もさせてもらえる時もあって、純粋に楽しかった。

 

いまは、またクライアントさんが付いている記事を書かせてもらっている。

これもしっかりとやり遂げ、成功させたい。  

 

と、まあこんな感じのけっこう充実した、まあまあ楽しいインターン生活を過ごせてる。

 

懐がどこまでも深い、社長・社員さんにはほんと、まじで感謝しています。

そして、ツイッターで思い切ったリプを送ってくださり、インターンのチャンスを与えてくださった廣澤さん。

 

本当に感謝してます!

 

 

 

②将来のこと

 

こんなに将来のことを考えるようになったのは、いとこが今年の7月に若くして急死したということがあったからかなあ、と思う。

 

30歳で亡くなったそのいとこのことを考えたら、駅のホームとかどこでも軽く泣けるから相当ショックを感じた。

 

その死をきっかけに、「いつ死ぬかわからんなあ」とか「悲しいなあ」ということよりも、「これからどう生きていこうかなあ」と、ぼんやり考えることが多くなった。

 

そして色々考えてきた中で1番強く思ってることは、ここで書くことすら恥ずかしくて息苦しいが・・・

 

「人との出会いは大事にしたいよなあ」っていうこと。

 

小さな箱の中に入って動かなくなった従姉妹のおでこに触ってみたら、めっちゃくちゃ冷たくて冷たくて。(いや当たり前やん)

 

冷たいって感じるのと同時に、「本当に死んでるやん・・・」って実感して、めっちゃ泣けてきたんす。

 

そんな感じで、もう会えないんやなあっておもったら、やっぱ出会いは大事にせなあかんっしょ!ってなったんす。

 

じゃあなにをするか?したいか?

まあ、たとえ今具体的なことを決められたとしても、将来してることはいくらでも変わりうると思う。そう。それはそうなんだけど、1度やってみたいなあって感じてることがある。そして、そのことにかなり近い距離のことを実際にやってる方が、高知県にいた。

 

それを紹介していた記事の名前は、たしか・・・「仏生山のまちづくりなんちゃら」っていうもの。名前、覚えてない

 

前編

gendai.ismedia.jp

 

後編

gendai.ismedia.jp

 

 

 

掘ったら温泉が出でくる!と噂の場所を実際に掘り、本当にお湯が湧き出てきたのだそう。

 

その自然温泉を利用して、とある建築デザイナーの方が「番台」として銭湯を運営している。

 

ここの運営者の方と、ぼくのマインドは限りなく距離が近いと感じた。

体温も一緒じゃないのか?って思うほど、この人の感覚に共感を覚えた。

 

人と人が出会って、適当な何気ないおしゃべりで盛り上がり、のんびりと家に帰る

 

日曜日のベッドをこよなく愛する僕には、もってこいの空間・・・・。

こんな空間をぼくもいつかつくりたい。

 

いまは率直に、そう思う。

 

将来にたいするイメージはこんな風に、まだまだぼやけた感じ。

最近は、地域型メディアを見まくって色々な妄想を膨らましてる。

 

得意なことと、すきなこと。2つくらいの仕事ができるようにこれからはもう少し歩幅を広げて頑張りたい。

 

 

 

 

 

「いろいろやってるけど、結局はライターなの?」って聞かれる編集者。モリジュンヤさんが良いこといってたのでまとめてみた

日曜日の雨。

これだけで、ずっと家にこもっています。

テレビを見るくらいでしか時間を潰すことができないので、久しぶりに編集者のモリジュンヤさんのブログ読んでみました。

blog.junyamori.com(モリさんのブログ)

 

モリさんは、いま「横断的な活躍」と言いますか、とにかく売れっ子で人気の編集者。毎日、原稿の締切日ですねーって、自分でも言ってるくらい忙しい人です。

僕は以前、モリさんが登壇するイベントにいってお話しさせていただきましたが、めちゃくちゃ魅力的で、話しやすくて好印象な方でした。

そんな方が、珍しくインタビューを受けていて、その中で持論を紹介していました。

今回は、その持論が、個人的に印象に残ったので軽くまとめておきたいと思います。

 

①専門領域を見つける

・勝手に勉強してしまうなもの。それを強めていくようにしている。

・周りから、強みを理解してもらうことが重要。「モリさんて、こういうこと書くんですよね?」と言われるように。

気づいたら、勝手に勉強しているような分野の話を、専門的なレベルまで引き上げて発信していくこと。こうすることによってお仕事をもらえるようになれるかもしれませんね、とモリさんは言っています。

僕は、スマホを触ってテキトーに時間を潰すときに見ている・収集している情報が、たぶん自分にとって「勝手に勉強しているもの」だと思います。

それをもっと深掘りしていって、ブログやSNSで発信していく。

これは、以前「鈴木さんにも分かるネットの未来」の書評でも書いた、セルフプロデュース力の話にも通じるところはありますね。

大事なんだろうなあって思ってます。

 

hirotosaito.hateblo.jp

 

②将来性を見定める。

・今の仕事になる領域だけやっていると、ニーズが顕在化しているものだけを扱うことに。

・いまどこを押さえておくと、将来有利になるかを見定めておくことが重要。

 

ニーズがすでに満たされている仕事をやっていると、その分野における先行者になりにくい。その結果、市場が飽和して、市場における存在価値がさがってしまう。

こういうことにならないように、前もって将来盛り上がりそうなところを見極めて、やるときめたら早めにとりかかる。

 

これがモリさんの言いたいことであり、やってきたことだと思います。

モリさんはいま、スタートアップに関する記事も書いていますが、モリさんが執筆し始めた頃は、いまほどスタートアップは盛り上がっていなかったそう。しかし今はご覧の通りの盛り上がり。

このことにモリさんの言う、将来性を見極めて活動していたことが現れています。

 

でも、将来性を見極めて動くことはなかなか難しいなあって正直思います。

ツイッターフェイスブックなどで情報をウォッチしながら、将来はこうなるのかなあと、ぼんやりとしたイメージしかできない状態です。

 

四六時中「発見」し、「仮説」を常に持っておく。

・例えば、町中で増えたもの・友だちと話したこと・本で読んだこと。

それらに現れる「なんとなくの傾向」を意識しておきながら、自分の中にストックしておくことが大切

「なんとなくの傾向」っていうのは、すごい的確な言葉ですね。

日常の中から、ちいさな傾向を発見して、それはこれからどういった変化をしていくのかなあ?と仮説を立てることが重要というモリさん。

僕は、だいたい疑問の段階で終わってしまうので、仮説を立てるっていうのは意識して取り組みたいなあって思いました。

しかし、個人的には仮説を立てるのって本当に苦手。インターンでも効果の「ありそうな」施策を予想してたててみて!って言われたのですが、全くできず。 自分の力ゼロやな!!!!!って実感する瞬間です。

 

 

他にも、いいことたくさん言っていましたが、3つに絞って書いてみました。

 

◯記事中の「引用」は、以下のリンクを参考にしたものです。

いっぱ良いこと書いてあるので見てみてください。

laugh-raku.com

 

now-or-never.jp